夫善兵衛が遂に神命を受諾すると
どんな伝承か
天保九年十月二十六日朝五ツ時(八時)、夫善兵衛がついに「ご神命ことごとくお受けつかまつります」と神命を受諾すると、みきに憑いていた霊は「これで神も満足満足」と喜び、そのまま立ち退いた。みきは長夢から醒めたように常態へ復し、少量の粥を食べて深い眠りに落ちた。同時に善兵衛の眼痛も、秀司の足痛も拭うように全治し、一家三人の病気が神霊降下とともに治った。この神秘体験を経てみきは「元の神・実の神」の生宮としての自覚に至り、後の天理教教祖となった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・昭和)