II 霊感説教
どんな伝承か
黒住宗忠は、天照大神に捧げる信仰をインスピレーションの湧くままに説く一方、自ら「禁厭」と呼ぶ霊的治療で多くの病人を治した。多くは自分の掌に天地生々の神徳である「陽気」を吹きかけ、その手のひらを病者の患部に当てて静かに按撫するというものである。端緒は天命直受から間もない頃、家で働く女中のみきが腹痛で悶絶しているのを見かね、一心に腹を押さえて陽気を吹きかけると腹痛がたちまち癒えたことだった。以来「病気をよく直す中野村の神主」という評判が立ち、治療を乞う者が次第に増えていったという。
原典より
宗忠は天照大神に捧げる自己の信仰をインスピレーション湧起のまにまに説くことと併せて、自ら「禁厭」と呼んだ一種の霊的治療法で多くの病人を直した。—— 近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・昭和) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・昭和)