百年続く呪われた木目込み人形の眼が開く
どんな伝承か
岡山市内に住む宮本家の長女時子が「お人形の眼が開いた」と悲鳴をあげた。二階の居間に置かれた古い木目込み人形の眼が、ぱっちりと開いていたのである。この人形は宮本家に百年余り伝わる“黙り人形”で、以前に処分しようとしたときは家じゅうの者が原因不明の病に倒れ、寺にも供養を断られたという。言い伝えでは、この人形の眼が開くと長女の生命が奪われるとされ、曾祖母・祖母の代もみな長女が死んで次女が家を継いできた。時子は死の影におびえて暮らし、昭和五十九年一月二十一日、言い伝えのとおり急死した。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊魂の謎-新版タナトロギー入門(中岡俊哉・1980年代)
祖父の霊を見る(霊魂の謎/タナトロジー)/心中未遂と蘇生体験/物体化した死者の霊/死後の世界と臨死/タナトロジー(死生学)入門