天理教経典『泥海古記』にある創生神話で
どんな伝承か
天理教の経典『泥海古記』の人間創生神話。この世の初めは泥海であった。竜の姿をした月様(国常立尊)が人間を造り、その陽気暮らしを共に楽しもうと思い立ち、三尾十二頭の大蛇の姿の日様(面足尊)に相談して賛同を得た。泥海を見渡し、人魚(伊弉諾尊)と白蛇(伊弉冊尊)を人間の種子と苗代に、鯱(月読尊)・亀(国狭槌尊)・鰻・鰈・黒蛇・河豚などを男女の道具と定めた。伊弉冊尊の胎内に九億九万九千九百九十九人の子数を宿し込み、三日三夜で宿し七十五日で産みおろした。子らは五分から生まれ三寸まで育って皆出直したという奇想の人間発生説である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・昭和)