ジャンジャン火
どんな伝承か
天理市柳本町の釜の口の上、龍王山に十市城跡がある。十市遠忠が天正年間に松永弾正に攻められて憤死した場所である。その恨みが今も残り、雨の降りそうな夏の晩、この城跡に向かってホイホイホイと二度三度叫ぶと、城跡の方から火の玉がすさまじく飛んで来て、ジャンジャンとうなりを立てて消え失せるという。これを見た者は二、三日熱にうかされるといい、村人はこの火をホイホイ火と呼んで恐れている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・昭和(怪談集成))
日本各地の幽霊・人魂・生霊の実話怪談を十章+幽霊外伝に分類して集成する。