みきに憑いた「天の将軍」が屋敷の因縁・魂の因縁・旬刻限の理を…
どんな伝承か
大和国庄屋敷村(現奈良県天理市三島)の中山家。みきに憑いた「天の将軍」は「元の神、実の神じゃ。みきの身体は神の社として貰い受ける」と一方的に宣言した。夫善兵衛が退散を願うと「もし不承知ならばこの家、粉も無いようにする」と威圧した。駆けつけた親類や庄屋らが退散を願っても神の威勢は募るばかりで、これは狐狸の仕業に相違ないとして、二十五日の朝、一人は脇差を抜き一人は御幣を持って威嚇したが効果がない。加持台のみきは三日三夜、米一粒水一滴も口にせず、ひたすら神意伝達に当たった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・昭和)