天満宮の神の告げで一夜のうちに親指ほどの梅の木が裏庭に現れ
どんな伝承か
明治十二年の春、恒原家の裏の小庭に、ある夜のうちに親指ほどの太さの梅の木が一本現れた。天満宮の神が「松太郎、梅の木を裏に植えておいたぞ、大切にせよ」と告げたためで、軒端の内に植わっていたので雨戸の開閉に支障が出ると相談すると、都合の良い場所へ植え替えるよう指示された。のちにその側に若芽が二本生えたのも神の予告通りであり、教師の杉島信衛が実際に庭に出て確かめると、話の通りであったという。梅の側の小さな祠には、猫ほどの大きさの白石の牛も神から授かって祀られていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・昭和)