十七八から二十二三まで三度投獄されるほどの悪者だった南北が
どんな伝承か
安永の頃、摂州大阪の下福島に生まれた水野南北は、十七、八歳から二十二、三歳までの間に三度も投獄されたほどの悪者だった。獄中で他の囚人たちの人相をつくづく見ては各人の生死禍福を占ったところ、百発百中、一度も外れなかったと伝えられる。この経験から観相への興味を深め、後に人相見に自らの凶悪な骨相を占わせて奮起し、髪結い・湯屋の三助・火葬場の隠亡を経験しながら人体を研究し、天下第一の観相家になったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・昭和)