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X 水野南北と井上正鉄との出合い

所在地三重県伊勢市(五十鈴川)
年代近代
登場井上正鉄、水野南北、体験者、信仰者、体験者(後の神道家)、観相家・出会った老人
出典近代日本霊異実録

どんな伝承か

文政十一年、井上正鉄は二十五歳のとき、かねての宿願だった伊勢両皇大神宮参拝を志して伊勢路へ向かった。参宮三日目、五十鈴川の清流で手を洗い口をすすいでいると、不思議な老人が現れ「後年狂死の相が顕れているから謹んで戒めなさい」と警告した。この人物こそ、名高い観相家・水野南北であった。正鉄は自らの狂死の相を実感し、感謝してその場で南北の弟子にしてほしいと願い出た。南北の教えは粗食少食と麁服を守る荒行であったが、半年ほど続けるうちに不思議な効験を得たという。

原典より

文政十一年井上正鉄二十五歳のとき、宿願の伊勢両皇大神宮参拝を志し、春なお浅い陰暦正月の中旬、父母が心をこめて整えてくれた旅装に身を固めて、一路伊勢路に進んだ。—— 近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・昭和) より引用
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出典の文献について

近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・昭和)

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