松太郎が語る出産の理
どんな伝承か
恒原松太郎が語ったところによれば、人が生まれるとき伊勢の皇大神宮から産土神が産婦の家に出張するという。産婦が極難産で命も危ういほど苦しんでいても、産土神は最初は取り合わないが、五、六度と繰り返し懇願されるとようやく襷をかけて産婦のそばに寄り、どんな難産でもすぐに子が生まれるとされる。松太郎はその理由について、婦人が親不孝であったり神仏に無信心であったり悪心があったりする場合は、家族の行いが道に適わないために産土神が頓着しないのだと説明したという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・昭和)