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藤川宿東町甚八宅の御札降り

所在地愛知県岡崎市藤川町
年代1867年(慶応3)7月24日昼八ツ
登場伊勢代参人 甚八
出典ええじゃないか始まる

どんな伝承か

慶応三年七月二十四日の昼八ツ時、三河国額田郡藤川宿の東町にある甚八の家の裏の藪のなかへ、伊勢神宮の御札が降った。この甚八はその年の伊勢代参人であった。町ではこの日から同月晦日まで御祭を行っている。明星院文書「降臨御祓諸牘覚帳」に見える記事で、吉田宿の御札降りが西へ波及した最初の事例にあたる。藤川宿ではその後一か月以上の空白があり、本格的な御札降りが始まるのは九月三日からであった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

ええじゃないか始まる(田村貞雄・現代(歴史研究))

歴史学者・田村貞雄による、1867年(慶応3)の民衆運動『ええじゃないか』の起源を三河地方の御札降りから検証した歴史研究『ええじゃないか始まる』。伊勢神宮などの御札(御祓)が空から降る『御札降り』を発端とするこの運動の最初期を、従来説より早い7月中旬の牟呂村(豊橋)に特定。神職の記録『留記』を分析し、慶応3年7月14日大西村での御札降り、子と妻の死、宮司森田光尋による『二夜三日正月』の決定と開始、各地への祭礼の波及を辿る。

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