片岡家では代々女子の若死にが絶えず
どんな伝承か
片岡次郎四郎が笠井吉夫に語ったところによれば、上道郡才崎村の片岡家では父の代からどういうものか女子の若死にが絶えなかった。先祖代々判頭を勤め、村のために励みこそすれ悪事をした者もないのに不幸が次々と折り重なる。そこへ長男の槌衛が四歳で病にかかり、医者を替え薬を替えても効なく危篤に陥った。村人は西大寺の午王神へ裸詣りをし、氏神にお百度を踏んでくれた。近所や親戚が修験者に祈祷を頼むと「こりゃァ金神の祟りじゃ」と言われ、金神避けや金神封じの秘法を修したが、槌衛の幼い命は消えてしまったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・昭和)