才崎の石村が中井の出社に参ると
どんな伝承か
片岡次郎四郎の語りによる。慶応二年、片岡は金神を祀る社に参って先祖以来の無礼を詫びようと心に決め、夫婦で誓い合った。ところが同じ才崎に住む石村という人が心願あって中井の出社へ参ったところ、取次の先生から「才崎にもう一人、金神の社に参り度い思うとる者があるから、その人に参詣るように教えてあげてつかさエ」と告げられた。石村は帰り道にあれこれ思いめぐらし、片岡家のことではないかと思い当たり、さっそく立ち寄って神からの伝言をもたらした。片岡夫婦は信心の誠が通じたと感激し、急ぎ支度して出社へ駆けつけたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・昭和)