明後沢の涅槃会と蛇の形の団子
どんな伝承か
二月十五日の涅槃会には、各地の寺堂で団子まきが行われた。集めた米を挽いて粉にし、白や紅の団子のほか、十二支や犬の子をかたどった団子もこしらえる。当日は釈迦の涅槃図を掛け、経をあげてから参詣者へ供物の団子を撒く。明後沢では、この団子のうち蛇の形をしたものは金神様の化身であるとされ、それを拾えば金持ちになれるといった。拾った団子をいただいて食べれば夏負けをせず、小袋に入れて腰に下げて山へ入れば蛇に出会わないとも伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史・自治体史(民俗))
新潟県柏崎市の信仰と俗信を網羅する。