辰野のヤッチョロ祭り
どんな伝承か
信濃の辰野町朝日地区では、お札の降った家へは、にわかが練り歩いて練り込んだという。この地域ではこの騒ぎをヤッチョロ祭りといい、その歌詞には、日ましにお札が降ればよい、などとあった。近隣の北大出村では十月二十七日から翌年一月二十三日まで札が降っており、上伊那地方一帯では、こうした御蔭祭り、ヤッチョロ祭りといった騒ぎが十二月の下旬までつづいていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
ええじゃないか(高木俊輔・1970年代~1980年代(推定))
本書は幕末維新期の慶応3~4年(1867~1868年)に東海地方から四国地方にかけて流行した「ええじゃないか」という民衆運動を詳細に記録した研究書である。神社仏閣の札が降下する「お札降り」現象を契機として、老若男女が「ええじゃないか」と囃しながら踊り狂い、祝宴を催す集団心理現象が急速に波及した。