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屋根の才一郎を梯子で下ろせなかったが

所在地愛知県名古屋市中区伊勢町(繁昌院)
年代慶応3年10月13日
登場才一郎、柳田泰治、芙山老禅師、芙山老禅師、藩医・才一郎の師匠、駿州清見寺隠居
出典近代日本霊異実録

どんな伝承か

慶応三年十月九日、沢井才一郎は夢で「東の土蔵の屋根に登れ」と告げられ、名古屋伊勢町の修験・繁昌院に願い出たのち、屋根に登って秋葉山大権現の御札石を見つけて持ち帰った。十三日の夜、才一郎は突然行方知れずとなり、家の者たちが竹に灯をともして探すと、庭に立てた竹の梯子を掛けてもなかなか下ろせなかったが、六十四歳の芙山老禅師がするすると登ると、才一郎はやすやすと抱かれて神前まで下ろされたという。禅師自身、神の力添えだったに違いないと語り、居合わせた者は皆恐れをなした。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・昭和)

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