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太山宗護居士の神隠しと予言死

所在地愛知県名古屋市西区山田町大字平田(法源寺)
年代戦前
登場岡田某、神隠しに遭い予言して死んだ檀家の子
出典變態心理と犯罪

どんな伝承か

愛知県西春日井郡山田村大字平田にある臨済宗法源寺の檀家、岡田某の話。利発な子だったが、十四五歳のある夕方ふと外へ出たまま神隠しに遭った。十年ほどして変わり果てた姿で帰り、ある人に連れられて世界中の大山を巡っている最中で、七日の予定で帰った、七日目に白馬が迎えに来ると言ったきり部屋にこもった。七日目、近所の人々が引き留めに集まったが、昼になると白馬が迎えに来たと告げ、両親らに丁寧に別れを述べてそのまま息絶えた。法源寺の和尚が太山宗護居士と諡し、その碑が今も境内に立つという。

原典より

そして兩親や知己の前に鄭重に頭を下げて、「それでは皆様御機嫌宜しう。—— 變態心理と犯罪(中村古峽) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

變態心理と犯罪(中村古峽)

『變態心理と犯罪』は、雑誌『變態心理』を主宰した中村古峽による変態心理学の論集である。二重人格・夢遊病・狐憑き・神隠し・催眠術を心理学の立場から解き、大本教・天理教・金光教の神懸りを妄想や人格変換として退け、霊能を称する火渡りや針刺しなどの実験の種を明かす。終わりには迷信や二重人格のからむ大正期の犯罪事件の実話を収め、著者自身の被験者や綾部の大本教訪問の見聞も例に引く。

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