粟島の八百ベクサン
どんな伝承か
浜田の下府、片山の南に向いた山腹に、平たい巨岩を積み上げて造った古墳がある。ここには千年尼の居と呼ばれる穴があり、石棺が出たと記されている。人魚の肉を食べて千年の長寿を保ったという千年比丘尼が住んだ所と伝えられ、比丘尼はその古墳の扉と思われる大きな平盤石を、麓の桑畑へ投げ捨てたともいう。強力無双で大岩も軽々と運んだという比丘尼にまつわる、不老長寿の伝説の跡である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第11巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第11巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全56話(鳥取・島根=山陰)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。