宮前町浜仲仕のお祓降り
どんな伝承か
兵庫津の騒ぎは年を越しても続いた。一月二十七日、南浜方宮前町の浜仲仕衆にお祓が降って踊りとなる。この祝いには干鰯仲間から鏡餅と金一五〇〇両が献納され、浜立中からは肥後米六俵が供えられた。港で働く仲仕たちへの降札が、同業の仲間組織を巻き込んだ大がかりな献納と乱舞に発展した例である。以上は『神戸市史』の伝えるところである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
ええじゃないか(高木俊輔・1970年代~1980年代(推定))
本書は幕末維新期の慶応3~4年(1867~1868年)に東海地方から四国地方にかけて流行した「ええじゃないか」という民衆運動を詳細に記録した研究書である。神社仏閣の札が降下する「お札降り」現象を契機として、老若男女が「ええじゃないか」と囃しながら踊り狂い、祝宴を催す集団心理現象が急速に波及した。