松太郎が幽界の天満宮社で聞いた
どんな伝承か
恒原松太郎が語った幽冥の物語。ある時、天満の天神様に参ると御神前から兎を授かり連れ帰ったが、父に叱られてその夜桶に伏せておいたところ、翌朝には死んでいた。泣く泣く天満へ連れて行くと、御神前が「兎はここへ戻っているぞ」と言い、不思議にも兎は生き返って歩き出したという。また別の折には、御神前が嫁入りの庭火・白無垢・高砂の松などの婚礼作法の由来を、伊弉諾・伊弉冉の神代の故事に絡めて講釈して聞かせたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・昭和)