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名古屋の秋葉札と火の恐怖

所在地愛知県名古屋市
年代1867年(慶応3)
登場名古屋の町人、秦達之、史料研究者
出典ええじゃないか始まる

どんな伝承か

慶応三年(一八六七)の名古屋における御札降りは、秋葉山(秋葉三尺坊大権現)の札が際立って多かった。八月末から始まった御札は、当初は伊勢神宮の札が多かったが、九月半ば以降は秋葉札が急増し、十月には全体の約三割を占めて他を圧倒した。名古屋で秋葉札が多い背景には、御札を祭らないと「けがれ」や「たたり」が生じるという恐れ、とりわけ火災につながる「火の恐怖」の観念が強く結びついていたためとされる。この名古屋の御札降りが、周辺の尾張や三河へ波及する起点になったとも考えられている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

ええじゃないか始まる(田村貞雄・現代(歴史研究))

歴史学者・田村貞雄による、1867年(慶応3)の民衆運動『ええじゃないか』の起源を三河地方の御札降りから検証した歴史研究『ええじゃないか始まる』。伊勢神宮などの御札(御祓)が空から降る『御札降り』を発端とするこの運動の最初期を、従来説より早い7月中旬の牟呂村(豊橋)に特定。神職の記録『留記』を分析し、慶応3年7月14日大西村での御札降り、子と妻の死、宮司森田光尋による『二夜三日正月』の決定と開始、各地への祭礼の波及を辿る。

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秋葉札たたり幕末秋葉山

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