備中金光町の八百比丘尼
どんな伝承か
備中浅口郡金光町津熊には、千年の生命の存続を語る昔話が伝わる。ある尼は娘のとき人魚を食べたために長生きし、尼となってのちは諸国を廻国した。信濃の善光寺にいたとき、備中の者が善光寺参りに来てその尼に会う、という構図になっている。原典の著者は、この話の背後に善光寺配下の唱門師、とりわけ女性の布教者の存在を想定し、「會呂利物語」に見える善光寺内の比丘尼寺などがその本拠ではなかったかと想像している。(「昔話研究」一ノ八)
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
福井縣鄕土誌 民間傳承篇(福井縣鄕土誌・昭和初期(1920年代~1930年代推定))