山姥のはたせ
どんな伝承か
隠岐の西ノ島の奥山に山姥が住んでいたと伝わる。この山姥は毎年、雪が降るころになると里へ下りて来て、綛という屋号の家に滞在し、人々に苧を紡ぐことや、魚釣りに使うテグスの作り方などを教えていた。そして雪が溶けるころになると、いつのまにか姿を消してしまうのが常であったという。里に技を授けて去る、山姥の来訪をめぐる言い伝えである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第11巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第11巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全56話(鳥取・島根=山陰)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。