山頂の神社に旧暦大晦日には千人ほどが登山するが
どんな伝承か
隠岐の知夫郡内にある焼火山では、山頂に神社があり、毎年旧暦の大晦日には千人ほどの登山者が集まる。その夜は海上から灯明のようなものが山上に向かって昇ってくるといい、龍宮からの灯明と信じられている。宮嶋の龍灯や磐城赤井岳の龍灯などと並び、害も利もない不思議な現象として著者はこれを迷信の代表例に挙げている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
迷信の諸相・宗教の真相(井上円了・明治(妖怪学))
『妖怪博士』井上円了による『迷信の諸相・宗教の真相』。迷信を道理に背くことを誤って信じる心理と定義し、妖怪学の立場から全国を巡遊して各地の迷信を実地に報告・批判する(迷信打破)。