粟島の八百ベクサン
どんな伝承か
安来の曹洞宗、法雲山洞正院に安置されている地蔵菩薩は、八百比丘尼の作と伝えられている。八百比丘尼は人魚の肉を食べて八百歳の長寿を保ったという老女で、諸国を遍歴しながら仏像を刻み、寺々にその跡を残したと語り継がれる。安来の洞正院に伝わるこの地蔵も、そうした不老長寿の比丘尼が手ずから彫ったものと信じられ、人魚と長命の伝説を今に伝えている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第11巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第11巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全56話(鳥取・島根=山陰)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。