大横綱梅ヶ谷・双葉山や東条英機ら有名人に囲まれた熊嶽だが
どんな伝承か
浜口熊嶽は多くの信者や身内、大横綱梅ヶ谷・双葉山、小笠原子爵、東条英機など有名な支持者に囲まれながらも、いつも独り生き独り死ぬ孤独な人だった。無邪気で豪放、並外れた胆力を持ち多くの人に愛されながら、夜になると寂しさに耐えきれず人を集めては宴会に明け暮れたという。息子の稔は「あの方は、夜を恐れたのですよ」と語り、その表と裏の落差を証言している。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊術家の饗宴(井村宏次・井村宏次・霊術研究・現代(著述))
井村宏次『霊術家の饗宴』。明治末から昭和初期にかけて隆盛し、抹消された〈霊術家運動〉の歴史を発掘・復元する。プロローグで霊術家の運命を予告し、第一章では気合術師・浜口熊嶽が帝都に乗り込み九字と気合の嵐で名を上げ、明治の心霊手術を行い、実川上人のもと那智滝で仙人修行・三密の極意を得て、大阪の『真言秘密』裁判で判官臨席の気合術実験により勝利するまでを描く。