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各地巡行で財を成した熊嶽が故郷長島に敷地440坪・建坪140…

所在地三重県北牟婁郡紀北町紀伊長島区松本
年代大正2年(1913)
登場浜口熊嶽、気合術師
出典霊術家の饗宴

どんな伝承か

各地巡行で財を成した気合術師浜口熊嶽は、故郷長島に帰るたびに小学校や消防署へ多大な寄付をし、この土地と青年を愛した。大正二年、同町松本に敷地四百四十坪・建坪百四十坪の〈御殿〉を建て、町ではほとんど気合術を使わなかったが、たまの帰郷では褌一丁で大下駄を履いて闊歩し、毎夜知己を大広間に呼んで飲めや歌えの大宴会を開いたという逸話が残る。故郷は彼が唯一生きていると感じられる土地だった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊術家の饗宴(井村宏次・井村宏次・霊術研究・現代(著述))

井村宏次『霊術家の饗宴』。明治末から昭和初期にかけて隆盛し、抹消された〈霊術家運動〉の歴史を発掘・復元する。プロローグで霊術家の運命を予告し、第一章では気合術師・浜口熊嶽が帝都に乗り込み九字と気合の嵐で名を上げ、明治の心霊手術を行い、実川上人のもと那智滝で仙人修行・三密の極意を得て、大阪の『真言秘密』裁判で判官臨席の気合術実験により勝利するまでを描く。

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