宿で人形使いが布を解くと数時間前まで美しかった人形の顔が目が…
どんな伝承か
稲川淳二らが伊東市の宿に着くと、部屋は妙に静まりかえっていた。そこへ人形使いが人形を抱えて入って来て、あいさつもせず布を解き始めると、つい数時間前まで美しかった人形の顔が、目が大きく飛び出し口が醜くひきつれ、どす黒く変貌していた。翌日稲川が東京へ帰ると、人形使いが「人形に食べ物あげてきたからね」と訪ねて来て気味悪がられた。その秋、人形使いは別の人形で公演したが終演後行方をくらまし、後日髪が真っ白になった姿で「もう大丈夫」と要領を得ないことを言った。後日テレビ収録でこの話をした際も、部屋の壁の影が動いたり、稲川の腕時計が突然飛んだりする怪異が起きた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
私は幽霊を見た(東雅夫(編者)・昭和中期~後期(推定1970年代~1980年代))
私は幽霊を見た=怖い怪異体験(東雅夫編)/人魂・鬼火・狐火/機関車・電車の怪/各地の幽霊目撃談/不気味な怪音と怪異