両親を殺したインテリ青年
どんな伝承か
昭和二十五年頃、伊豆の伊東で資産家の息子・周作が両親を殺す事件があった。弁護を頼まれた正木亮弁護士は途中で弁護を辞退して問題となった。正木の会見によれば、事件のあった夜は周作の誕生日で、父母とともに酒を酌み交わした後、もうろうとした意識から呼び戻されると、右手に血だらけの出刃、左手に金づちを握り全身に返り血を浴びていたという。周作は「記憶をたどると誰かと格闘したようにも思われる」「自分が両親を殺すことなどあり得ない」と語り、著者はこれを心霊科学からみた憑依霊の仕業とみなしている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊魂の世界 ― 心霊科学入門(板谷松樹・心霊科学入門・昭和)
第一章 心霊に関する記録と文献(古代人の霊魂観・幽霊を見た記録・キリスト教関係の心霊の記録・ルルドの奇蹟・わが国の心霊文献)をはじめ、心霊科学の諸現象を入門的に解説。各事例の冒頭に【日付】【場所】【人物】【状況】マーカー付きで網羅した心霊科学入門書。