魔女裁判の霊に憑かれた娘
どんな伝承か
ピアニストのG子には中学一年の頃から、眠っている間に体へミミズ脹れのような傷が浮かぶ怪異が続いていた。霊能者の自動書記で降りた霊は、中世ヨーロッパの魔女狩りで身代わりにされ、鞭と拷問の末に焼かれた村娘マリー・オーネと名乗り、G子の前世はミラノの貴族の娘だと語った。除霊は夜十時から明け方三時まで及んだが、帰宅した彼女はまた傷を負う。カトリックのイエズス会派を頼っても儀式は容易に進まず、やがて父親にも同じ傷が現れた。母親が大司教へ手紙で救いを求め、悪魔払いの祈りを受けてようやく収まったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
ここまでわかった霊界の真相(つのだじろう・平成5年(1993年)8月)
漫画家で心霊研究家のつのだじろうが、霊能者の指導のもとに体験・取材した心霊現象を解説する書。主護霊・指導霊との交信や幽体離脱、魔女狩りの娘や戦国武士など前世の因縁による憑依と霊障、青山墓地の黒い影、テレビ収録中の狐憑きなどを、霊界の構造や守護霊の体系とともに記録し、欧米の心霊科学に比した日本の心霊研究の遅れにも言及する。