広島の友人からの手紙
どんな伝承か
荻窪の自宅に帰ると、広島高等学校時代の友人・大浜からの手紙が届いていた。文中には高等学校時代の恩師・中島光風先生が、二人の幼子を残して亡くなった奥方の後を追うように広島で死去したことが記されていた。大浜は「すべてを喪失した」と綴り、去年の秋に復員して京都大学に残っているものの、一度も講義に出ていないという寂寥とした心境を吐露していた。手紙の末尾には和歌が添えられ、差出地は奈良の丹波市になっていたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
私は幽霊を見た(東雅夫(編者)・昭和中期~後期(推定1970年代~1980年代))
私は幽霊を見た=怖い怪異体験(東雅夫編)/人魂・鬼火・狐火/機関車・電車の怪/各地の幽霊目撃談/不気味な怪音と怪異