長野の夜泣石各例
どんな伝承か
長野県には夜泣石の例がいくつも伝えられている。下伊那郡上郷村の夜泣石(子泣石ともいう)は、洪水で死んだ赤子の霊だとされる。木曽福島の関所橋のたもとで泣く石は、長州征伐に出征する父親が、足手まといになるわが子を殺してから泣くようになったと伝わる。会地村オシナ坂の大石も、いわば戦争犠牲者ともいうべき赤子の霊にほかならない。夜泣石の名をもって各地に信じられているものには、必ずしも飴を買って子を育てた幻の母を伴っていない例があるという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・昭和(怪談集成))
日本各地の幽霊・人魂・生霊の実話怪談を十章+幽霊外伝に分類して集成する。