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瀕死の病人の大飛跳

所在地島根県松江市殿町
年代不明
登場体験者、伝承者
出典幽冥界研究資料 第二巻 靈怪談淵

どんな伝承か

松江市殿町のある呉服店の妻女が奇病にかかり、医療の甲斐もなく、大食したり絶食したりして食に常度がなく、日夜奇異な言動をするので狐憑きだと言われた。病状は次第に悪化して痩せ衰え、骨と皮ばかりになって自力では動けなくなり、狐に命を取られるだろうと噂された。ある人の勧めで主人が修験者を招き、半日ほど加持をさせると、病婦は障子を開けてくれと言い出した。開けてやると病床からすっくと起き上がって縁側へ出、六尺余りの板壁を一跳びに越えて外の大きな古井戸へ落ち込んだ。救い上げられてからは怪しい言動が消え、健康も回復した。

原典より

松江市殿町の▽▽呉服店の妻女が奇病にかゝり、醫療甲斐なく、大食したり或は絶食したりして、食に常度なく、且つ日夜奇異な言動を爲すので、狐憑きであると言はれたが、追々病狀が不良となり、途に痩せて骨と皮ばかりの體となり、衰弱し…—— 幽冥界研究資料 第二巻 靈怪談淵(岡田蒼溟・幽冥界研究・怪談・大正〜昭和(戦前)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

幽冥界研究資料 第二巻 靈怪談淵(岡田蒼溟・幽冥界研究・怪談・大正〜昭和(戦前))

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