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例一=大木の巨枝を弾き返す

所在地島根県松江市外中原町(愛宕神社)
年代明治
登場吉城、体験者、伝承者、松江藩士・巨松を拝んだ家
出典幽冥界研究資料 第二巻 靈怪談淵

どんな伝承か

松江市外中原町の西端に愛宕神社の丘陵があり、松や欅の大木が茂っていた。明治の初年ごろまでは今の幾倍も鬱蒼として、鐘楼のあたりは白昼でも日光を仰げないほど暗く、狐狸が潜んで種々の怪異があるので、男でも独りで参詣するのを嫌がる者がいた。この山には古くから天狗が跳梁すると伝えられていた。男坂の左右に立つ巨松のうち南の上の大松では、風も雲もない晴れた静かな日に、地上七間ほどの所から生えた太い第一の枝がひとりでにずるずると地面近くまで垂れ下がり、折れそうになった末に凄まじい勢いで元へ弾き上がることが三度も四度も繰り返された。

原典より

松江市の外中原町の西端に愛宕神社の丘陵があつて、松や欅などの大木が繁茂して居るが、明治の初年ごろ迄は今日に幾倍する鬱蒼さで、鐘樓の邊は白昼でも日光を仰ぎ見るこざがない位に陰闇で、狐狸なんかは無数に潜んで居つて、種々の怪異…—— 幽冥界研究資料 第二巻 靈怪談淵(岡田蒼溟・幽冥界研究・怪談・大正〜昭和(戦前)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

幽冥界研究資料 第二巻 靈怪談淵(岡田蒼溟・幽冥界研究・怪談・大正〜昭和(戦前))

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