トップ島根県の伝承松江市

石狐の逆吊りの効能

所在地島根県松江市雑賀町
年代不明
登場宇賀、中谷、体験者、伝承者、薪炭商・被害者、隣家の夫婦
出典幽冥界研究資料 第二巻 靈怪談淵

どんな伝承か

二十年ばかり前、松江市雑賀町三丁目の宇賀という薪炭商の家に賊が入り、衣類十数枚が盗まれた。近所の者の仕業に違いないと見て、そっと警察へ届け、隣家へは知らせずに様子をうかがっていた。翌日、右隣の中谷の女房が見舞いに来て親切げに言葉をかけた。中谷は定職もなく暮らし向きも苦しく、近ごろ付近に小泥棒が入るので各家の目が集まっていた家であった。一週間ほどして再び来た中谷の女房は、泥棒の出るまじないを知っていると言い、久成寺の稲荷の石狐を持ち帰って首に網をつけ、雪隠の糞穴の上に逆さに吊るして祈れと教えた。実行すると中谷の女房が咽喉を病んだ。

原典より

二十年ばかり前のこと、松江市雑賀町三丁目の宇賀と云ふ薪炭商の所へ賊が這入て衣類十数枚を盗んだことがあつたが、泥棒はテッキリ近所のものに相違ないと云ふ見込みであったから、コッソリと警察へ届出で、隣家へは沙汰なしにして形勢を…—— 幽冥界研究資料 第二巻 靈怪談淵(岡田蒼溟・幽冥界研究・怪談・大正〜昭和(戦前)) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

幽冥界研究資料 第二巻 靈怪談淵(岡田蒼溟・幽冥界研究・怪談・大正〜昭和(戦前))

種別から探す

霊怪談禁厭

松江市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『幽冥界研究資料 第二巻 靈怪談淵』の伝承