郷土に呼びかけて神通力の実験
どんな伝承か
著者は明治四十三年に福来友吉博士が念写を発見して以来、飛騨の郷土でも大きな関心が持たれたと振り返る。十六歳のころ、馬の動作を思念で操ったり、半身不随の人を瞬時に治したり、肺炎の患者を全治させたりする体験を重ね、福来博士が説いた神通力の実在を確信するようになった。その冬には近隣の村々に印刷物を配って治療を始め、赤子の皮膚病や幼児のひきつけを治すなどの実績を上げたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
念写発見の真相(山本健造・念写・超心理研究・昭和(近代心霊研究史))
山本健造『念写発見の真相』を節単位で収録。念写(思念写真)の発見者・福来友吉博士の生涯と受難、千里眼事件(高橋貞子・長尾郁子の透視/念写実験)、弘法大師の御霊影をめぐる霊写実験(大師の御影・霊魂実在の証明法・霊地の発見・霊写の実験・結論)、福来学説の現代化と六次元原理・念論、福来博士の飛騨での幼少期から東京帝大・宣真女学校・高野山大学を経て記念館建設に至る軌跡を、各節の冒頭に【日付】【場所】【人物】【状況】マーカー付きで網羅。