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兜町の名を生んだ兜神社

所在地東京都中央区日本橋兜町(兜神社)
年代平安中期(承平天慶の乱)以降の伝承
登場平将門、俵藤太秀郷
出典将門伝説——民衆の心に生きる英雄

どんな伝承か

将門を祀る社には、首や胴ではなく身につけていた品を祀ったものがある。株屋街として知られる日本橋の兜町は、その名の起こりが兜神社にあると伝えられ、将門の兜を祀ったという。同じく兜を祀るとされるのが南多摩郡上恩方村力石の将門明神で、鎧を祀ったとされるのが新宿区柏木の鎧明神である。いずれも俵藤太秀郷が建てたと伝え、祭礼の日が神田明神と同じ九月十五日である点から見ても、もとは御霊神として祀られたものだったと考えられている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

将門伝説——民衆の心に生きる英雄(梶原正昭・矢代和夫・(平将門伝説の研究書))

梶原正昭・矢代和夫『将門伝説——民衆の心に生きる英雄』を、論考の節単位で全67事例として収録した研究書(地域伝説集ではない)。平安中期の平将門(承平天慶の乱)をめぐる伝説を、英雄の死と伝説の誕生(冥界・調伏・怨霊・首の怪異・七人の影武者・妙見信仰・石化)、落人たちの運命(将軍太郎良門・如蔵尼の堕地獄と救済・滝夜叉姫・桔梗塚の寵妃・後裔と将門遺跡)、将門伝説の展開(馬の文化・関東一円の分布圏・文芸化・首塚の祟りと再評価)として論じる。

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