妻に会いたいと訴えた坂本九の声
どんな伝承か
つのだじろうのもとへ、霊能者の船越富起子から早朝に電話が入った。前夜から「ぼくは坂本九です」と名乗る声が耳もとで話し歌い続け、ユキコという妻に会いたいと訴えているという。坂本九は前年の夏、日航機墜落事故で亡くなっていた。妻の柏木由紀子にどう伝えるか迷っていたつのだは、その日ふと銀座のある店へ飲みに行き、何気なくこの話をした。すると店のママが「柏木さんはわたしのご近所で仲良し」と言い、話はたちまち本人に届いた。柏木は礼を述べ、夫の愛した曲をかけ続けると言ってくれたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
漂う霊があなたのまわりにいる(つのだじろう・昭和50年代(1975年~1979年頃推定))
漫画家つのだじろうが見聞した心霊・超常現象の紹介集。両国橋でのUFO目撃、漏電による自宅火災と予兆、映画『リング』のモデルとなった福来友吉博士の念写実験、臨終の母の霊が教室の窓外に現れる別れ、ツタンカーメンの呪い、四谷怪談の実在の田宮岩、現界と幽界をつなぐ家など、幽霊・念写・呪い・UFOにわたる事例を、守護霊や霊界の知識とともに語る。