姉の送金で建った大西の道祖神
どんな伝承か
大西のおいねは一度嫁いだものの縁が続かず実家へ戻り、その後旅に出て大阪の鴻の池で楽な暮らしを送っていた。あるとき上方詣りに来た南条の者が大阪でおいねに会い、懐かしい故郷の話に花を咲かせた。別れぎわ、おいねは故郷の妹に渡してほしいと包み物を託した。帰った旅人が姉に会った顛末を語って包みを渡すと、中には大金が入っていた。妹も村の大工に嫁いで不自由なく暮らしており、姉が苦労して貯めた金をむだに使うまいと考え、両親の冥福を祈って道祖神を建てたのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史・自治体史(民俗))
新潟県柏崎市の信仰と俗信を網羅する。