麻糸をつむぐ女
どんな伝承か
大正七、八年頃、竹富小学校の准訓導だった仲良し三人の青年は、海岸で拾った頭蓋骨を教材として学校に持ち帰った。校庭でふざけて投げ合ううちに石にあたって砕けてしまい、校庭の隅に埋めておいたが、その晩から宿直室で毎晩梟と野良猫が鳴きつづけ、三人はノイローゼに陥った。二人は那覇へ逃げたが、島に残ったCは庭先の榕樹に逆さにぶら下がる女の幽霊を見て昏倒し、そのまま息絶えてしまった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
沖縄怪談集 逆立ち幽霊(伊波南哲・昭和初期(推定1920年代~1930年代))