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銀のカンザシ

所在地沖縄県那覇市辻香々小
年代明治〜昭和
登場チルー、カマルー、新垣、死んだ遊女、遊女、客・目撃者
出典沖縄怪談集 逆立ち幽霊

どんな伝承か

那覇の辻遊廓の香々小での話。ある真夏の夜、馴染のカマルーと寝ていた新垣が真夜中に目を覚まし煙草に火をつけると、長火鉢のそばに後ろ向きの女が座っていた。声をかけても答えず、怒鳴るとおもむろに振り向いたその顔は凄まじく、鼻には銀のカンザシが横に突き刺さっていた。女将は、若い頃この香々小にいたチルーという美しい遊女の簪を借りたまま返し忘れ、出棺間際に棺へ投げ入れたことを思い出す。ちょうど十三年目の命日で洗骨もしていなかった。墓を開くと簪は鼻骨に錆びついていた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

沖縄怪談集 逆立ち幽霊(伊波南哲・昭和初期(推定1920年代~1930年代))

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