四十九日ごとの連続死
どんな伝承か
竹富小学校の上地先生は、深夜に村山先生の呼ぶ声を聞いて起き上がり、小使の老人に野良猫だと止められても信じなかった。夜が明けると石垣島から使いが来て、前夜午前二時ごろ村山先生が亡くなったと知らせた。葬儀に列した上地先生は神経衰弱に陥り、辞表を出して八重山群島の養蚕講習に回るようになる。西表島の大原部落で講習を終えた夜、月に誘われて馬を借り、古見部落へ渡る途中の海の浅瀬で梟が鳴いた。馬が突然棒立ちになって珊瑚礁の割れ目の深海に飛び込み、上地先生も溺死した。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
沖縄怪談集 逆立ち幽霊(伊波南哲・昭和初期(推定1920年代~1930年代))