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将門の冥界消息と『金光明経』の救い

所在地茨城県常総市
年代平安中期(承平天慶の乱)以降・天慶三年六月記文以後の伝承
登場平将門、田舎人、如蔵尼、良門、張居道
出典将門伝説——民衆の心に生きる英雄

どんな伝承か

『将門記』の末尾には、地獄に堕ちた平将門が中有の使いを通じて託した消息が記されている。生前一つの善も行わなかった罪により責め苦を受け続けているが、かつて誓った『金光明経』一部の書写の功徳によって一月に一度だけ苦しみが和らぐという。将門は遺族に、他者に慈しみを施し、生き物を食べず仏僧に施すよう説いたと伝えられている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

将門伝説——民衆の心に生きる英雄(梶原正昭・矢代和夫・(平将門伝説の研究書))

梶原正昭・矢代和夫『将門伝説——民衆の心に生きる英雄』を、論考の節単位で全67事例として収録した研究書(地域伝説集ではない)。平安中期の平将門(承平天慶の乱)をめぐる伝説を、英雄の死と伝説の誕生(冥界・調伏・怨霊・首の怪異・七人の影武者・妙見信仰・石化)、落人たちの運命(将軍太郎良門・如蔵尼の堕地獄と救済・滝夜叉姫・桔梗塚の寵妃・後裔と将門遺跡)、将門伝説の展開(馬の文化・関東一円の分布圏・文芸化・首塚の祟りと再評価)として論じる。

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