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源経基が衣をかけた羽衣の松

所在地東京都港区元麻布(羽衣の松・麻布一本松)
年代平安中期
登場源経基、平将門
出典妖怪の民俗学――日本の見えない空間

どんな伝承か

麻布七不思議の六つめは羽衣の松である。しめ縄を張りめぐらせて祀られていた大きな松が、ただ一本だけぽつんと立っていた。その由来には平将門の話がつながっている。将門を討つために下ってきた源経基が、将門の家を訪ねて様子をうかがった帰り、この場所の民家に泊まって馳走を受けた。翌朝、麻の狩衣に着替えて去っていったが、そのとき脱いだ衣をかけた場所だというので、羽衣の一本松と呼ぶようになったと伝わる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

妖怪の民俗学――日本の見えない空間(宮田登・宮田登・民俗学・昭和(現代民俗学))

民俗学者・宮田登が、妖怪を『日本の見えない空間』の問題として論じた現代民俗学の名著。Ⅰ妖怪のとらえ方では、柳田国男『妖怪談義』の妖怪論(妖怪は出る場所が決まり、零落した神)と、幽霊(都市の人間関係から相手を追って出る)との区別、昭和五十四年に流行した口裂け女(受験社会で母に叱られる子供の心意の投影、『喰わず女房』の鬼女の再来)と産女、島根県松江の雲州皿屋敷のお菊、明治の井上円了の妖怪学と真怪・仮怪の分類を扱う。

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