親鸞の杖が育ったという逆さ銀杏
どんな伝承か
港区山元町の善福寺の境内に、麻布七不思議の一つに数えられる逆さ銀杏がある。七百年あまり前、一人の雲水がこの寺を訪れ、いきなり門前で辻説法を始めた。住職の了海上人が抗議してやめさせようとしたが応じず、問答を挑んでも言い負かされてしまう。雲水は自分こそ親鸞だと名乗り、真言宗から真宗へ改めるよう諭した。了海がこれに従うと親鸞は喜び、地面に立てた杖を忘れたまま旅立つ。その杖はやがて根を張り枝を伸ばして大銀杏となったが、逆さに立ててあったために逆さ銀杏になったと伝わる。
原典より
港区山元町の真宗本願寺派、善福寺の境内に麻布七不思議のひとつである「逆さ銀杏」がある。—— 心霊大全(中岡俊哉・1970年代~1980年代) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・1970年代~1980年代)
奇怪なお菊人形(心霊大全)/心霊写真と自殺者の霊/北海道の怪奇現象/憑依と祟り/中岡俊哉の心霊蒐集