鳥居丹後守が大山で天狗の法を学ぶ
どんな伝承か
江源武鑑によれば、十四日に鳥居丹後守という者が九州から上って将軍の御所に参り、種々の秘術を行なった。この男は九歳より伯耆国の大山に登って天狗の法を学び、常住木食していた者であるという。同書にはまた、十五日に屋形の前で浅井下野守祐政が八天狗法を行なったことも記されている。祐政は山門大泉院の弟子として十三年この法を習った者で、それゆえ屋形が望んだのだという。天狗の法と呼ばれる修法が当時からあったことがうかがえる記事である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
動物妖怪譚(日野巌・日野巌・動物妖怪譚・大正・昭和初期)
博物学者・日野巌の古典的妖怪研究『動物妖怪譚』の前半(總論〜多爾具久)。