著者宅で見せられたJ教団の修法
どんな伝承か
婦人ばかりで営まれるJ教団の一行が、修法を見てくれと言って五人で著者の家へ押しかけ、三時間ほど見学させられた。教祖は四十五、六の恰幅のよい婦人で、法華経の説明をひとくさり述べてから修法に入った。二十代から三十がらみの女たちが一列に座り、南無妙法蓮華経を一斉に唱え出すと、細い声が自然に三部へ分かれて絡み合う合唱になった。やがて座ったまま様々な姿をとり、踊りとも身振りともつかぬ動きで興奮していく。教祖は脇からそれを見つめ、手足の形によって吉凶禍福を占うのだった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
私の心霊術(長田幹彦・昭和中期(1940年代~1950年代推定))
幼少期の地獄極楽のぞきからくり(私の心霊術)/心霊術と降霊の実演/作家長田幹彦の心霊体験/交霊と幽霊との接触/明治〜昭和の心霊文化