幽霊屋敷と呼ばれた借家の実験
どんな伝承か
家を新築して懲りた著者は、また借家住まいに戻り、四谷区で宇垣一成大将が住んでいた家を探し出して移った。家主が小学校時代からの友人だったので、十間もある家を月八十五円で借りることができた。古い家で屋根は崩れ土台は腐り、庭の草木が伸び放題なので、近所では幽霊屋敷と呼ばれているという。もっとも、毎晩そこで心霊実験を行い、物質化現象として幽霊が現れるのは事実だと著者は書く。宇垣大将が馬を入れていた馬小屋を改造した書斎は、娘夫婦と孫に占領されてしまったともいう。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
私の心霊術(長田幹彦・昭和中期(1940年代~1950年代推定))
幼少期の地獄極楽のぞきからくり(私の心霊術)/心霊術と降霊の実演/作家長田幹彦の心霊体験/交霊と幽霊との接触/明治〜昭和の心霊文化