白い鳥が置いたお札が手元へ寄る村櫛村田中家
どんな伝承か
浜名湖畔の村櫛村の大百姓田中彦作が、子孫に伝えるため自ら書き残した「此御札事」による。慶応三年卯年八月二十七日、昼の七ツ半どきごろ、白い鳥二羽が秋葉山の小札をくわえてきて屋根に留め置いた。倅の清作がそうそうに水垢離を取って屋根へ上がると、二つに畳んであった札が広がり、屋根の途中まで来て「御自分にて」清作の手元へ寄って来たという。その後も大神宮の札が背戸口から座敷の真ん中へ舞い込み、留守中にはまた秋葉山の大札が唐座敷へ舞い込んで、都合三枚が降った。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本神異見聞伝(笠井鎮夫・昭和40年代(推定))
霊界からの賞罰覿面(日本神異見聞伝)/天狗・竜神の憑依と霊界通信/神霊による人生指導/神隠しと予言/各地の神異・霊異見聞