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昭和五十八年八月のこと

所在地静岡県浜松市
年代昭和五十八年
登場下平美奈子、友人
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

昭和五十八年八月、浜松市のある女性が夜二階の自室で寝ていると、誰かが階段を上ってくるような足音がした。戸を開けて見たが誰もおらず、気のせいかと布団に入るとまた廊下を歩くような音がして、はっとした瞬間に金縛りにあったように体が動かなくなった。すると部屋に何者かが入って来て、肩に手を回し後ろから抱きついた。大声で叫びたくても声が出ない。その霊は頬ずりをするとさっと天井へ上ってどこかへ消えた。汗びっしょりになっていると、階下で電話を受けた母が、長野県飯田のおじさんが亡くなったと告げる声が聞こえてきた。話者は友人、回答者は下平美奈子。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)

松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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